経鼻のインフルエンザワクチン（フルミスト）ですが、残り僅かとなりました。
予約制なので、接種を希望される方は、当院にご連絡下さい。


先月、アメリカのCDC（米国疾病予防管理センター）から2017/2018年度の経鼻ワクチンも昨年同様、予防効果が悪かったので推奨出来ないと、正式に発表されました。

不安になられている方もいらっしゃると思いますので、6月に当院が経鼻のインフルエンザワクチンを導入した経緯を簡単ですが説明させて頂きます。


発表されたのは、先月ですが、当院は5月末に今年もCDCは推奨しない方針という事を情報として頂いていました。

しかし、PHE(イギリス公衆衛生庁）、THL（フィンランド国立保健福祉センター）、ドイツ、カナダ等は、2017/2018年度もフルミストの予防効果の方が高いので推奨するとしています。

なので、アメリカ以外の多くの先進国は、フルミストを推奨しています。


当院もイギリスにいる小児科医とアメリカの元CDCの医師と連絡を取り、最新のデータを送って頂きました。
イギリスを始めヨーロッパはフルミストの方が有効というデータでした。（実際、今年も、イギリスの小児科では、フルミストを接種すると言われてました）
アメリカでは、確かに年齢別ですが同等もしくは、劣性というデータでした。

イギリスの小児科医と何度もメールで協議をした結果、当院ではフルミストを導入する事と致しました。

日本では、アメリカのCDCの情報だけが、クローズアップされていますが、アメリカ以外の多くの先進国では、フルミストを推奨していますので安心して下さい。